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 当組合では、2018年1月22日に三井住友海上(株)との共催で、第二回介護事業者様向けセミナーを草津市アミカホールにて開催いたしました。

 前回のセミナーでは、「介護職技能実習生とは」等の基本的なお話をさせていただきましたが、今回はベトナムの送り出し機関エスハイ社・KAIZEN吉田スクール副校長の清水寛子さんに「ベトナムという国、実習生受け入れの成功例」、三井住友海上(株)経営サポートセンターアドバイザーの竹内智さんに「技能実習生を迎え入れるにあたっての留意点」という内容でのお話をしていただきました。

 

「ベトナムという国、実習生受け入れの成功例」

清水寛子さん(エスハイ社 KAIZEN吉田スクール副校長)

 

 ベトナムの送り出し機関であるエスハイ社は、2010年より実習生事業を開始し、これまでにおよそ2,500人の実習生を送り出されてきました。

 今回のセミナーでは、「ベトナム」ってどんな国なのか、ベトナムの若者の日本の技能実習制度の受け取り方、ベトナム人の介護についての意識、技能実習生受け入れの具体的な成功例等を話していただきました。

 清水さんが協調されていたのは、技能実習の目的は「人材の育成」だということ。受け入れ企業が技能実習制度を導入するねらいはさまざまですが、送り出し機関としては、「人材の育成」を重視してほしいとの思いがあるとのことでした。

 

 

「技能実習生を迎え入れるにあたっての留意点」

-事業所の諸規定の整備など-

竹内智さん(三井住友海上経営サポートセンターアドバイザー)

 三井住友海上と言えば保険。しかし、中小企業の悩みへのアドバイスも行っていらっしゃいます。昨年11月から制度が新しくなり、技能実習が全国的なブームとなっている中で、技能実習についての相談が多くなってきているとのことでした。

 技能実習生は終身雇用の正社員ではありませんが、有期雇用の「社員」であることを前提に扱うことが重要であり、労働時間や賃金等は日本の労働法制に準じて設定しなければなりません。文書による内定通知・残業時間の明示、就業規則の見直しの重要性など、受け入れ企業が整備しなければいけない労務関係についてのお話をしていただきました。

 

 

終わりに

 今回講演していただいたお二人には、技能実習生をめぐる状況について、当組合ではなかなかつかめないことをそれぞれの経験をもとに丁寧にお話していただきました。参加していただいた介護事業者様にも、具体的に実習生の受け入れとはどういうものなのかということを理解していただけたのではないでしょうか。